聖マリアンナ医科大学リハビリテーション医学講座|後期レジデント募集中です!
TMS外来
当科では脳が原因で生じる様々な病気、症状に対して、
保険適応外疾患・症状を対象に自費診療によるrTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)外来を行っています。
【rTMS療法とは】
rTMSは、頭の上に置いたコイルから磁気刺激を行うことで、電磁誘導の原理(ファラデーの電磁誘導、レンツの法則)を利用し脳表面(脳皮質)に電流を届ける治療です。
脳はその表面が電気的に活動することで機能を発揮しますが、脳卒中などの疾患では、損傷された脳の活動性が変化することで、機能が低下したり改善の阻害が生じます。
rTMSは刺激を与えることで脳の活動性を調整し、運動や認知機能の改善を目指す治療法です。脳に作用する治療法の中では比較的副作用の少ない治療と言われています。
【対象となる方】
当科のrTMS療法は、一部の神経変性疾患、脳卒中や頭部外傷のうち脳皮質に損傷がなかった場合の後遺症(麻痺、高次脳機能障害)、軽度認知障害(MCI)、COVID-19後遺症に伴う脳機能障害を対象としています。特に、下記症状でお悩みの方はどうぞご相談ください。
・パーキンソン病、脊髄小脳変性症、
HTLV-1関連脊髄症(HAM)などの歩行障害
・脳卒中や脊髄損傷後の中等度~軽度の麻痺
・軽度の認知障害(MCI)
・COVID-19後遺症のブレインフォグ(集中力低下、思考力低下など)、慢性疲労症候群
・筋肉のつっぱり(痙縮)
・意欲・自発性の低下
研究により一定の改善が報告されているものの、効果には個人差があり、十分な科学的根拠が確立していない疾患も含まれます。すべての方に効果を保証するものではありません。
※rTMSができない方
以下の方は副作用リスクの増大や安全性を考慮しrTMS対象外としております。
①頭蓋内に金属がある方、胸より上に磁性体金属や機械がある方。
例:脳動脈瘤クリッピング術後、コイル塞栓術後、
ペースメーカー、脳深部刺激装置(DBS)、人工内耳、迷走神経刺激装置(VNS)など。 インプラントは要相談。
②てんかんの診断を受けた方、過去にてんかん発作のあった方
③脳卒中や外傷性脳損傷のうち、脳皮質(脳の表面)に損傷がある方
④12歳以下の方。18歳未満は要相談。
また、麻痺や認知機能障害の程度が重度の方に対しては期待できる効果が乏しいといわれています。
【診療内容】
以前ほかの病院で頭の画像検査をされた方は、できるだけその画像データをご持参いただけるとrTMSの適応判断の助けになります。
rTMS実施前に必要な検査(COVID-19後遺症の場合は脳血流シンチグラフィ検査(SPECT-IMP検査)、成人知能検査(WAIS-Ⅳ)、それ以外の場合は頭部CTや頭部MRIなど)を行い、医師が適応を判断後にTMSを開始します。
患者さんの病態や脳血流低下部位を参考に、コイルを当てる位置や刺激方法を選択します。
治療はリクライニング車椅子に腰掛け、1回の治療は10分~20分間ほど頭上のコイルから刺激を受けるのみです。週1~5回程度のペースで繰り返し行い、10回、20回と繰り返しながら徐々に改善を目指す治療です。
【副作用について】
刺激中は頭皮にピリピリするような刺激感があります。刺激設定の強度を高めると刺激感は増し、ある時点で頭皮に痛みを感じる方もいます。痛みを我慢しながら続ける必要はなく、許容できる刺激設定で開始します。多くの場合は回数を重ねるうちに慣れるため、治療全体を通して痛みに苦しむ方はごく稀です。
副作用のうち、最も頻度が高いもの(10%程度)として頭痛があります。多くは刺激強度を我慢しない程度の強さに設定することで避けることができます。生じる場合はTMS直後かその日のうちに生じ、ほとんどはその日のうちに軽快し、一般的な痛み止めや頭痛薬がよく効きます。
また、頻度は低いものの重大な副作用として、てんかん発作があります。頻度は0.001%~0.003%(3万回~8.9万回に0.7~1回)と報告されており、生じる場合は刺激中か刺激直後に短時間発生し、永続的なてんかん後遺症は報告されていません。
【よくある質問】
Q. 保険診療ですか?
A. 本邦でTMS療法として保険適応されているのは、これまで抗うつ薬を複数内服しても効果がなかった(治療抵抗性の)、成人で中等度以上の場合のうつ病に対する入院治療に限られます。
当科では自由診療(自費診療)として、未承認医療機器による適応外使用という形で院内の委員会の許可を得て治療的運用をしております
Q. 料金はどのくらいですか?
A. 自費診療として1回あたり5,500円(税込)頂いてます。また、初回rTMSは刺激への反応や適応確認を兼ねて無料で実施しています。別途、外来診察料やTMS実施前に必要な検査料金は保険適応(通常3割負担)で発生します。(このうち脳血流シンチグラフィ検査は高額な検査で、3割負担で2万円程度掛かります。COVID-19後遺症や慢性疲労症候群など一部の患者さんに必要と判断することがあります。)
Q. 入院でrTMSを受けることは可能ですか?
A. 恐れながら、入院してのrTMSは医療制度上の制約から受付けておりません。すべて外来でのご対応とさせて頂いております。
(脳卒中や神経変性疾患、脊髄損傷などのご病気で入院された患者さんのうち、rTMS適応と判断した一部の患者さんに、症状改善を期待して入院中のrTMS実施を提案させて頂くことはございます。)
【ご注意点】
・外来は完全予約制とさせて頂いております。rTMS希望の初診につきましては、かかりつけ医療機関の紹介状をお持ちのうえご予約ください。
・治療ペースを安定させることを優先し、原則主治医を固定しておりません。ご予約の曜日や時間帯により診察医師が変動する場合がございます。
・予約をキャンセルされる場合はご連絡下さい。
リハビリ科外来枠のご確認はこちら病院HPからどうぞ
保険適応外疾患・症状を対象に自費診療によるrTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)外来を行っています。
【rTMS療法とは】

rTMSは、頭の上に置いたコイルから磁気刺激を行うことで、電磁誘導の原理(ファラデーの電磁誘導、レンツの法則)を利用し脳表面(脳皮質)に電流を届ける治療です。
脳はその表面が電気的に活動することで機能を発揮しますが、脳卒中などの疾患では、損傷された脳の活動性が変化することで、機能が低下したり改善の阻害が生じます。
rTMSは刺激を与えることで脳の活動性を調整し、運動や認知機能の改善を目指す治療法です。脳に作用する治療法の中では比較的副作用の少ない治療と言われています。
【対象となる方】

当科のrTMS療法は、一部の神経変性疾患、脳卒中や頭部外傷のうち脳皮質に損傷がなかった場合の後遺症(麻痺、高次脳機能障害)、軽度認知障害(MCI)、COVID-19後遺症に伴う脳機能障害を対象としています。特に、下記症状でお悩みの方はどうぞご相談ください。
・パーキンソン病、脊髄小脳変性症、
HTLV-1関連脊髄症(HAM)などの歩行障害
・脳卒中や脊髄損傷後の中等度~軽度の麻痺
・軽度の認知障害(MCI)
・COVID-19後遺症のブレインフォグ(集中力低下、思考力低下など)、慢性疲労症候群
・筋肉のつっぱり(痙縮)
・意欲・自発性の低下
研究により一定の改善が報告されているものの、効果には個人差があり、十分な科学的根拠が確立していない疾患も含まれます。すべての方に効果を保証するものではありません。
※rTMSができない方
以下の方は副作用リスクの増大や安全性を考慮しrTMS対象外としております。
①頭蓋内に金属がある方、胸より上に磁性体金属や機械がある方。
例:脳動脈瘤クリッピング術後、コイル塞栓術後、
ペースメーカー、脳深部刺激装置(DBS)、人工内耳、迷走神経刺激装置(VNS)など。 インプラントは要相談。
②てんかんの診断を受けた方、過去にてんかん発作のあった方
③脳卒中や外傷性脳損傷のうち、脳皮質(脳の表面)に損傷がある方
④12歳以下の方。18歳未満は要相談。
また、麻痺や認知機能障害の程度が重度の方に対しては期待できる効果が乏しいといわれています。
【診療内容】

以前ほかの病院で頭の画像検査をされた方は、できるだけその画像データをご持参いただけるとrTMSの適応判断の助けになります。
rTMS実施前に必要な検査(COVID-19後遺症の場合は脳血流シンチグラフィ検査(SPECT-IMP検査)、成人知能検査(WAIS-Ⅳ)、それ以外の場合は頭部CTや頭部MRIなど)を行い、医師が適応を判断後にTMSを開始します。
患者さんの病態や脳血流低下部位を参考に、コイルを当てる位置や刺激方法を選択します。
治療はリクライニング車椅子に腰掛け、1回の治療は10分~20分間ほど頭上のコイルから刺激を受けるのみです。週1~5回程度のペースで繰り返し行い、10回、20回と繰り返しながら徐々に改善を目指す治療です。
【副作用について】
刺激中は頭皮にピリピリするような刺激感があります。刺激設定の強度を高めると刺激感は増し、ある時点で頭皮に痛みを感じる方もいます。痛みを我慢しながら続ける必要はなく、許容できる刺激設定で開始します。多くの場合は回数を重ねるうちに慣れるため、治療全体を通して痛みに苦しむ方はごく稀です。
副作用のうち、最も頻度が高いもの(10%程度)として頭痛があります。多くは刺激強度を我慢しない程度の強さに設定することで避けることができます。生じる場合はTMS直後かその日のうちに生じ、ほとんどはその日のうちに軽快し、一般的な痛み止めや頭痛薬がよく効きます。
また、頻度は低いものの重大な副作用として、てんかん発作があります。頻度は0.001%~0.003%(3万回~8.9万回に0.7~1回)と報告されており、生じる場合は刺激中か刺激直後に短時間発生し、永続的なてんかん後遺症は報告されていません。
【よくある質問】
Q. 保険診療ですか?
A. 本邦でTMS療法として保険適応されているのは、これまで抗うつ薬を複数内服しても効果がなかった(治療抵抗性の)、成人で中等度以上の場合のうつ病に対する入院治療に限られます。
当科では自由診療(自費診療)として、未承認医療機器による適応外使用という形で院内の委員会の許可を得て治療的運用をしております
Q. 料金はどのくらいですか?
A. 自費診療として1回あたり5,500円(税込)頂いてます。また、初回rTMSは刺激への反応や適応確認を兼ねて無料で実施しています。別途、外来診察料やTMS実施前に必要な検査料金は保険適応(通常3割負担)で発生します。(このうち脳血流シンチグラフィ検査は高額な検査で、3割負担で2万円程度掛かります。COVID-19後遺症や慢性疲労症候群など一部の患者さんに必要と判断することがあります。)
Q. 入院でrTMSを受けることは可能ですか?
A. 恐れながら、入院してのrTMSは医療制度上の制約から受付けておりません。すべて外来でのご対応とさせて頂いております。
(脳卒中や神経変性疾患、脊髄損傷などのご病気で入院された患者さんのうち、rTMS適応と判断した一部の患者さんに、症状改善を期待して入院中のrTMS実施を提案させて頂くことはございます。)
【ご注意点】
・外来は完全予約制とさせて頂いております。rTMS希望の初診につきましては、かかりつけ医療機関の紹介状をお持ちのうえご予約ください。
・治療ペースを安定させることを優先し、原則主治医を固定しておりません。ご予約の曜日や時間帯により診察医師が変動する場合がございます。
・予約をキャンセルされる場合はご連絡下さい。
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【動画解説】
当科YoutubeチャンネルにてrTMS療法の解説をしています。どうぞご覧下さい。
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